サラリーマンとして会社で働く以上、上司との関わりは避けられません。
理想的には尊敬できる上司に恵まれることですが、時にはその能力や性格に疑問を感じる上司に出会うこともあるでしょう。そうした場合でも、業務に悪影響が出ることは避けたいものです。
ここでは、苦手な上司との付き合い方や対処法についてご紹介します。
苦手な上司との付き合い方
上司の特性を見極める
なぜその上司を苦手に感じるのか、冷静に考えたことはありますか？単に「嫌い」や「苦手」と感じるだけでなく、その理由を明確にすることが重要です。上司を大まかに分類すると、以下のようなタイプが考えられます。
- 常に怒っている、悪口を言うなど、性格に問題がある上司
- 極端な体育会系で、特定の人には付き合いづらい上司
- 話を聞かない、一貫性がないなど、情報の共有が難しい上司
- 仕事に意欲を見せず、部下の邪魔をする上司
これらのタイプは重複することもありますし、分類に当てはまらない上司もいるかもしれません。時には、嫌われ役を買って出ている上司だと気づくこともあるでしょう。まずは、上司がどういう人かを客観的に分析することが重要です。
報告・連絡・相談の徹底
苦手な上司であっても、「報告・連絡・相談（ほうれんそう）」は欠かさないようにしましょう。これは職場での基本であり、避けては通れません。
- 業務の進捗や指示に対する報告
- 社内の情報共有や必要な連絡
- 問題が発生した時や判断が難しい事態に対する相談
これらをしっかり行うことで、上司からの評価も向上します。苦手な上司との関係が改善されることもあります。
良いところを見つける
どんな人にも良い点はあります。苦手な上司にも見習いたい部分があるかもしれません。悪い点ばかりに目を向けず、良いところを探す努力をしてみましょう。例えば、上司が細かいことを指摘する性格なら、それを「細かいところに気が利く」とポジティブに捉えてみると、印象が変わるかもしれません。
反面教師にする
どうしても良いところが見つからない場合、その上司を「反面教師」として捉えましょう。自身の行動を見直し、その上司のようにはならないように心がけます。これにより、自分が上司になった時の振る舞いの参考にもなります。
お客様として接する
上司をお客様や取引先のように接することで、フラットな気持ちで対応できます。お客様と思って接すれば自然と丁寧な対応になり、良好な関係を築きやすくなります。
とことん付き合う
逆に、上司と深く関わることで関係を改善する方法もあります。特に飲み会などの場では、上司の良い面を見つけたり、新たな人脈を作るチャンスです。飲み会が多い上司には、一度参加して関係を築いた後、適度に距離を取るようにしましょう。
公式な報告をする
最後に、理不尽な言葉の暴力や業務の妨害をする上司についてです。
こうした上司は個人の問題を超えて、会社にとっての害ともなります。この場合、上司のさらに上の役職者や該当部署に相談し、改善を求めましょう。
それでも解決しない場合は、退職や転職を検討し、公的機関への相談も視野に入れてください。
無理に我慢してストレスを溜め込むと、健康を損なう恐れがあります。問題が深刻になる前に、周囲に助けを求めましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか？
サラリーマンとして働くうえで、上司は選べません。
たまたま良い上司に恵まれることは多くはないでしょう。しかし、困った上司との関係を良好にする方法を知っておくことが、実は一番大事なスキルなのかもしれません。
